日本のおいしさを世界へ。
素材のおいしさは、その本質を追求した先にこそ見出される。
一言に「だし」と言っても、素材の個体差や漁獲・収穫時の気候によって
その味わいはひとつとして同じものはありません。
私たちはいつも変わらない味を提供するために、
職人が長年の経験で培った目利きなどの技術、ノウハウと
成分を分析して数値化する科学的要素を融合させた体制を整えています。
含有量や配合バランスを幾重にも研究することで、
日本ならではの本質を追求した味=「うまみ」を世界へと発信したい。
ON THE UMAMIを通じて「UMAMI」の本質をお伝えします。
うまみの本質と、選ぶ楽しみを明確化。
うまみ成分を6つの味覚から分析。
どんな味わいを感じるのか。どういった料理に合うのか。
おいしさの本質をより深く感じていただくために、
だしの味わいを感覚的にではなく、科学的に
数値化して特徴を可視化しています。
素材のよさを引き出し味を高める。
日本の「だし」は原料となる鰹や昆布を
丁寧に選び抜いて加工し、時間をかけた素材を
煮立てて「うまみ」を抽出します。
そのうまみ成分で他の食材が秘めている味わいを
引き出すことにより、複合的に料理の味を高める
工夫が考えられた調味料です。
おいしい「だし」がしっかりとれていれば
うまみが効いた料理になり、
味つけは控えめでも味わい深い料理になります。
素材を長い時間煮込み、その味で他の素材に
味を積み上げていく西洋や中華の「だし」とは
決定的に異なる考え方が分かります。
素材の味を引き出す=本質を見出すのが、
まさに日本の「だし」なのです。
深い歴史を持つだし文化。
日本で「だし」が生まれたのは、奈良時代までさかのぼります。
古事記にかつおの煮干のようなものが「堅魚」と表記され、
煮詰めた堅魚煎汁(かつおいろり)が、
調味料として用いられていました。
安土桃山時代になると「土佐節」が誕生し、
江戸時代には土佐藩主が徳川家康に1 0 0 0 本の
かつお節を寄与したという記録も残っています。
江戸時代中期に「煮干」が登場し、だし文化が広がっていきました。
節は「かつお節・まぐろ節・雑節・煮干」の
4つに分けることができ、現在もその「だし文化」は
地域に色濃く根付いています。
だしを意識すると食はもっと楽しく。
関東・関西で「だし」が違うのは有名ですが、
その2つだけではありません。
北海道や東北地方では、鰹や鯖、
煮干しなどの魚類由来の「だし」が中心です。
北陸に向かうにつれ煮干しが、
関東周辺では「かつお節」が親しまれ
福岡や長崎周辺では、あごを使った「あごだし」が人気です。
「だし」には各地域の風土や歴史が反映されているのです。
食文化や料理に相性の良い「だし」を意識すると、
食はもっと楽しくなります。
だしを楽しむことは、本質を楽しむこと。
素材本来の香りや味わいを引き出す製法と
品質をそのままに、ご家庭でも使いやすいように
仕上げたこだわりのだしパック。
鰹と昆布、合わせ、いりこ、あご、本枯鰹節の5 種類の
だしは全国から旅をしてきた厳選素材を
ふんだんに利用し、昆布やしいたけから引き出した
うまみをブレンドして開発した日本各地に根付く
「だし文化」を象徴する基本的な味わい。
それぞれの「だし」を料理毎に使い分けるだけで、
その地へ旅をするような新しいおいしさを
楽しむことができます。
まずは全ての「だし」を手軽に味わえる
「UMAMIの旅」から、家の中で全国を
旅するように「ご当地だし」を楽しむ。
そのこだわりを通じて見えてくる
文化や食材への気づきが、
毎日の暮らしをもっと豊かに変えてくれるのです。