鯛めしの日
特別な日でもなく、何かのお祝いの日でもないけれど。
土鍋で鯛めしを炊いて、薬味をたくさん用意して、家族で鯛めしを囲む食卓があったらとっても幸せ。
鯛めしに載せる薬味は何が良いだろう。大葉、小葱、茗荷、胡麻、最後にお茶漬けにするのは決まり。
それなら、つぼ漬けと柴漬けも要る。柚子胡椒とワサビも添えようか。
わくわくしながら考えて、可愛い豆皿に薬味を用意しました。
炊きあがった土鍋を子ども達と囲んで、「せえの」で蓋を開けて。立ち上がる湯気とともに、鯛とお出汁の美味しい香りを体いっぱい吸い込むと、子どもたちが歓声をあげます。
いざ、鯛めしを囲む食卓の始まりです。
「いただきます。」まずは薬味を載せずに小盛で一杯。
家族全員で一口目を噛みしめながら、無言で”美味しい”の気持ちを共有。
しっとりとした鯛のうまみと六種類の合わせだし、生姜の香りが鼻から抜けて、一口食べただけでとても幸せな気持ちになりました。これぞ至福の時。
こんなに手軽に鯛めしを頂けるなんて、贅沢すぎる。ずっと味わっていたい。
そんなふうにゆっくりと堪能したい大人をよそに、堰を切ったように「おかわり」の嵐に突入した子どもたち。
気がつけばあっという間に残りわずかになってしまった鯛めしを見て、慌ててお茶漬けを提案しました。
そうすると次は、待ってましたと言わんばかりに旦那さんが張り切りだしたので、子どもたちと大笑い。
事前に用意しておいた「昆布と鰹のUMAMIだし」をそれぞれたっぷりかけて、UMAMI倍増茶漬けをいただきました。
もう満腹、完食です。
「お母さん、また食べたい!」「次は、いつが鯛めしの日?」子どもたちのおねだりと、それを無言で援護する旦那さん。
わかっていますとも。近いうちにまた頂きましょう。
私ももう一度食べたくて仕方がないので。
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qillilly さん